Point 1
金属アレルギー対策で
安心・安全の医療アートメイク
Point 2
リップアートの代表的な副反応である
口唇ヘルペスの予防・治療薬完備
Point 1. 金属アレルギー対策で安心・安全
当院では金属アレルギーの可能性のあるお客様へアレルギーテストの実施をしています。
金属アレルギーの方がアートメイクを受けた場合、皮膚のかゆみ、発疹、炎症が引き起こされる可能性があります。
これは、色素には微量の金属が含まれているためです。
またアクセサリーを着けた際のかぶれとは異なり、皮内に色素が入れられているため、アレルギー反応を引き起こし続けてしまいます。
リップアートメイクによって金属アレルギーが発症した海外症例
Allergic Reaction to Pigments and Metals
金属アクセサリーなどでかぶれを経験したことがある方にはアレルギーテストを実施し、安全を確認した上で施術へとご案内させていただいております。
なお、当院ではアレルギーテストは無料で実施しています。
テストそのもので利益を生むのではなく、安心してお受けいただく施術そのものに付加価値を感じてほしいと考えるためです。
Point 2. 口唇ヘルペスの予防・治療薬完備
リップアートメイク(唇のアートメイク)によって、口唇ヘルペスが引き起こされることがあります。
口唇ヘルペスが発症すると、唇や口の周囲にかゆみ、焼けるような痛み、しびれが感じられ、その後、小さな水ぶくれが現れます。水ぶくれは破れてかさぶたになるなどの症状が現れます。
なぜリップアートメイクで口唇ヘルペスが発症するのか?
リップアートメイクは唇に微細な傷をつけるため、施術後に体の防御機能が一時的に弱まり、潜伏していたウイルスが活性化して口唇ヘルペスを再発させることがあるのです。また、免疫力が一時的に低下している発症しやすくなるため、十分な睡眠やバランスの取れた食事、ストレス管理ができていないときに施術を受けると発症リスクが高まります。
口唇ヘルペスが発症した症例
ALONA SINIEHINA/ISTOCK/GETTY IMAGES PLUS
発症率は高くありませんが、口唇ヘルペスは理論上、誰にでも起きうる副反応です。
当院では、ヘルペスの予防・治療の経口薬を処方しておりますので、ヘルペスが心配な方もご安心いただき施術をお受けいただけます。
アートメイクは医療行為です
アートメイクはレーザー治療や外科施術と同様、「医療行為」として扱われます。
アートメイクでは皮膚に色素を注入する工程が伴い、針を使って皮膚に刺入するため、感染症のリスクや皮膚へのダメージが発生する可能性があります。そのため、安全かつ適切に行うためには、専門的な医療知識や技術が必要とされます。
日本におけるアートメイクが医療行為と正式に位置づけられるようになったのは、2005年に出された厚生労働省の通達によるものです。この通達により、アートメイクは「皮膚に針を刺して色素を注入する行為であり、これは医療行為に該当する」という解釈が明確になりました。
アートメイクの歴史と医療行為の認定までの流れ
- 1990年代:日本にアートメイクが広がる
- アートメイクは1990年代に日本で人気を集め始めました。美容目的で、特に眉やアイライン、リップなどの部分に色素を注入する技術が注目され、多くの美容サロンで提供されるようになりました。
- 2000年代前半:アートメイクの安全性が問題視
- 2000年代初頭、アートメイクに伴う感染症や施術ミスなどのトラブルが増加。無資格者による施術が原因となるケースが報告されるようになり、消費者からの苦情や健康被害が問題視されました。
- 2005年:厚生労働省の通達
- こうした背景を受け、2005年に厚生労働省は、アートメイクが医療行為に該当することを明示しました。この通達により、医療機関以外でのアートメイクの施術は違法となり、医師または医師の指導のもとで看護師などが施術を行うことが義務付けられました。
- その後~現在:規制強化と技術の発展
- 通達以降、医療機関でのアートメイク施術が一般的となり、安全性が大きく向上しました。また、技術の進歩により、より自然な仕上がりや低リスクな施術が可能になっています。
- ただし現在でも、違法なサロンや個人が無資格で施術を行って摘発されるケースが後を絶ちません。
要するに、医療アートメイクが医療である理由は、技術的な安全性と法的な規制によるものであり、施術のリスクを適切に管理するために医療従事者の関与が必要である点にあります。
しかし未だにエステや自宅サロンで無資格者がアートメイクを提供している違法事業所は数多く存在しません。
衛生管理が十分に行き届いていない環境でのアートメイク施術が行われ、施術による肌トラブルや金属アレルギー反応に対しては「どこかクリニックに罹られてください」と一辺倒の事業所もあります。
特に、東京では違法サロンの摘発が進んでいますが、大阪ではまだまだ摘発の手が行き届いていないのが現状です。
未だなお違法サロンが存在する理由としては、アートメイクを受ける個人がサロンでのアートメイクを違法であると十分に認識していないケースであったり、または安価な施術を求めてしまうことが理由としてあります。
不用意な施術でトラブルを被ってしまうのはお客様です。
より綺麗になることを望み美容施術を受けるにも関わらず、杜撰な管理体制によって引き起こされるトラブルによって、今ある美が損なわれてしまうということはあってはいけません。
アートメイクを受ける際は、クリニックであることを確認し、十分に安全面に徹底されていることを確認する必要があります。